一般社団法人前橋まちなかエージェンシーが管理するシェアオフィス「comm」の隣に、1Fに若者が始めた小さなコーヒーショップ「LAUGH COFFEE」と1枚から印刷できるプリントショップ「DiPS.A」、2Fには地域のコンサル会社「まちのわーくす」のオフィスとシェアオフィスが内包された小さなコンプレックス「CHOCOLATE」が2021年8月に誕生しました。オープンしてから、連日若い人たちで賑わいを見せています。床や窓など、大工さんにしか出来ない部分は大工さんにお任せし、そのほかの部分はほとんど地域の人や知り合いを巻き込みながらDIYで仕上げていきました。

​

1Fのコーヒーショップはカウンターの面積を大きく取り、店主とお客さんが同じ高さでカウンターを共有することで無理のないコミュニケーションを促します。また、カウンターを建物入り口近くまでせり出させ、テイクアウトのお客さんとの距離が近くなること、動線を整理することを目指しました。プリントショップに必要な機械を置くスペースを確保したり、トイレとの間の緩衝空間を作るためにワンルームだった1Fに新たに壁を設けました。

 

2Fのシェアオフィスには大きな窓を新たに設け、商店街の空気をダイレクトに感じられるようにしました。そこから通りを眺めていると建物内に居ながらアーケード下にいるかのような感覚を得ることができます。